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ICDP(国際子ども発達プログラム)とは

ICDPは、子どもを世話する親、施設のスタッフ、教師など(ケアギバー)のケア能力を向上させる、シンプルな国際的プログラムです。

このプログラムは、暴力や貧困や遺棄などによって心に深いキズを負った子どもたちを救うために、ノルウェーのオスロ大学 心理学教授 故カールステン・フンデイデによって開発されました。

ICDPの特徴は、習得しやすい「単純性」と、様々な文化に対応できる「広い適応性」にあります。子どもと親の関係だけにとどまらず、高齢者の介護や学校教育、社会教育に携わる全ての人に対して、効果的に活用できます。

プログラムの適用範囲は年々拡大しつつあり、様々な分野での活用例が報告されています。ICDPのプログラムが、世界保健機関(WHO)の「心の健康プログラム」として採択され、国連児童基金ユニセフ(UNICEF)の後援を得ているのはそのためです。

ICDPの方法論

ICDPの方法論は、最終的には専門家の手助けを必要とするような、これまでの方法論とは異なっています。むしろ、伝統的な子育て手法に内在している、普遍的なヒューマンケアの要素をより発展させることによって、ケアギバーの能力を高めます。

その鍵となるのは、子どもの心の状態やニーズに気付く感受性、鋭敏さのトレーニングです。ケアギバーはトレーニングによって自分の役割の重要性を再認識するとともに、親として、教師として、スタッフとして、自信を持ってより積極的に子どもと関わり合うことができるようになります。

ICDPはプログラムの実施を独占しようとは考えていません。プログラムが実施された地域や組織で、それが永続的に実施できる状態になれば、地域や組織に権限を委ねていきます。そして次第にICDPとしての関与を減らし、最終的には手を引くという基本方針を取っています。

また、そのプログラムが常に効果的に実施されるよう、実施地域の大学や学術機関の協力を得て、その効果を学術的・客観的に評価してもらうことも方針にしています。